家族葬にしよう。
そう決めたあとに、多くの人がつまずくのが「誰を呼ぶか」です。
叔父や叔母は。いとこは。親の友人は。
線引きに悩んで、手が止まってしまいます。
先にお伝えすると、家族葬に「誰まで」という決まりはありません。
ただ、実際には2親等以内で行われることが多い、という目安はあります。
この記事では、呼ぶ範囲の考え方を中心に、費用や流れもまとめました。
呼ばなかった方への対応まで触れます。ここを間違えると、あとで気まずくなるからです。
- 家族葬はどこまで呼ぶのか
- 呼ばなかった方への対応
- 費用の相場と内訳
- 当日までの流れ
- 後悔しやすいポイント
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※情報確認日:2026年9月2日
家族葬とは

家族葬とは、家族や近しい親族を中心に、少人数で行う葬儀のことです。
参列するのは、10名から30名ほどが目安になります。
ここで、よくある誤解をひとつ。
家族葬は、儀式の内容を簡略化したものではありません。
お通夜も、葬儀・告別式も行います。
違うのは、参列する人の範囲だけです。
似た言葉との違いも、整理しておきます。
| 葬儀の形 | 参列者 | 特徴 |
|---|---|---|
| 家族葬 | 家族・近親者 10〜30名 | 通夜と告別式を行う |
| 一般葬 | 友人・会社関係も含む | 参列者を限定しない |
| 密葬 | ごく近親者のみ | 後日に本葬を行う前提 |
| 一日葬 | 家族・近親者 | 通夜を省き告別式のみ |
| 直葬(火葬式) | ごく少人数 | 儀式を行わず火葬のみ |
とくに混同されやすいのが、密葬です。
密葬は本来、あとで本葬やお別れの会を行うことが前提の葬儀を指します。
家族葬は、それで完結します。この点が大きく違います。
家族葬はどこまで呼ぶ?
この記事の本題です。
繰り返しになりますが、決まりはありません。
ただ、判断の目安として使われているのが「親等」という考え方です。
| 親等 | 該当する人 | 一般的な扱い |
|---|---|---|
| 1親等 | 両親・配偶者・子 | ほぼ必ず呼ぶ |
| 2親等 | 祖父母・孫・兄弟姉妹 | 呼ぶことが多い |
| 3親等 | おじ・おば・甥・姪 | 関係の深さで判断 |
| 4親等以上 | いとこなど | 呼ばないことが多い |
実際には、2親等以内で行われることが多いとされています。
ただ、これはあくまで目安です。
近所に住んでいて日常的に行き来していた叔母と、何十年も会っていない兄弟。
どちらを呼ぶかは、親等では決められません。
そこで、次の2点に分けて考えていきます。
迷ったときの判断基準
線引きに迷ったら、次の3つで考えてみてください。
- 故人が生前、その人をどう思っていたか
- 知らせなかったら、相手はどう感じるか
- 会場の広さと予算に収まるか
いちばん大事なのは、1つ目です。
親が親しくしていた人なら、親等が遠くても声をかける。
それが、故人の意思に近い判断だと思います。
そして、もうひとつ大切なことがあります。
家族の中で、線引きの基準をそろえておくことです。
「2親等まで」と決めたなら、全員にその基準を伝えます。
基準があいまいだと、「なぜあの人は呼んで、この人は呼ばないのか」という不満が出ます。
迷ったら声をかける、と決めてしまうのもひとつの方法です。
呼ばなかった方への対応
ここを丁寧にやれば、失礼にはあたりません。
大事なのは、「知らせない」のではなく「参列を辞退していただく」という形をとることです。
- 事前に連絡し、家族葬で行う旨を伝える
- 参列・香典・供花を辞退することを明記する
- 葬儀後に、あらためて挨拶状を送る
- 後日の弔問には、できる範囲で応じる
とくに2つ目は、はっきり書いてください。
「参列は辞退させていただきます」と伝えないと、相手は迷ってしまいます。
亡くなったこと自体を伏せてしまうと、あとから知った方が驚き、関係がこじれることがあります。
知らせたうえで、参列は控えていただく。この形が無難です。
家族葬の費用相場
気になる費用の話です。
調査によって幅がありますが、平均は100万円前後とされています。
相場としては、50万円から150万円ほどです。
内訳を見てみましょう。
| 項目 | 目安 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| 基本料金 | 70万〜80万円 | 式場・祭壇・棺・搬送・スタッフ |
| 飲食費 | 15万〜25万円 | 通夜振る舞い・精進落とし |
| 返礼品費 | 15万〜25万円 | 会葬御礼・香典返し |
| お布施 | 別途 | 寺院への謝礼(読経・戒名) |
ここで、注意しておきたいことがあります。
お布施は、葬儀社の見積もりに含まれていないことがほとんどです。
寺院に直接お渡しするお金なので、別途用意しておく必要があります。
「見積もりどおりだと思っていたら、想定より高くなった」
この原因の多くが、お布施の見落としです。
費用について、もう2点お伝えしておきます。
家族葬は思ったほど安くならない
意外に思われるかもしれませんが、これは知っておいてほしい事実です。
参列者が少ないと、たしかに飲食費と返礼品費は下がります。
ただし、祭壇や式場の費用は、一般葬と大きく変わりません。
さらに、いただく香典も少なくなります。
結果として、遺族の実質的な負担は、思ったほど軽くならないことがあります。
費用だけを理由に家族葬を選ぶと、この点で戸惑うかもしれません。
費用を抑えるには
抑えられる部分もあります。
- 複数の葬儀社から見積もりを取る
- 公営の斎場を使えないか確認する
- 祭壇の規模を見直す
- 一日葬にする(通夜を省く)
いちばん効果があるのは、1つ目です。
ただ、葬儀は突然やってきます。
親が亡くなった直後に、冷静に3社を比較するのは、現実的に難しいです。
だからこそ、元気なうちに資料だけでも取り寄せておくことをおすすめします。
資料請求は無料の葬儀社がほとんどです。
相場観を持っておくだけで、いざというときの判断がまったく違ってきます。
公式プランも総額で比べてください。公式案内では、資料割引適用時の火葬プランは税込86,900円から、1日葬は税込328,900円からです。火葬場へ支払う料金や条件による追加費用は別に確認が必要です。
公式に掲載された利用者の声も確認しました。担当者の説明や当日の対応を評価する声がある一方、会場や追加オプションで総額が上がったという声もあります。
大好きだった祖父なので、最後まで丁寧に対応してくれる葬儀社を探していました。お電話口の方のご提案で決めた式場はとても素晴らしく、担当の方にも感謝しかありません。祖父も天国で喜んでいると思います。
引用元:1日葬・家族葬のこれから K.M様の口コミ
葬儀後のサポートも手厚く、全ての質問に丁寧に答えていただきました。安心して利用できる素晴らしいサービスを見つけれたと思ってます。
引用元:1日葬・家族葬のこれから K.D様の口コミ
高いと感じた訳ではありませんが、もう少し価格を抑えていただけると助かります。 いい葬儀でした。ありがとうございました。
引用元:1日葬・家族葬のこれから T.T様の口コミ
打ち合わせの段階から丁寧にご対応くださいました。故人の好きだったひまわりをご用意してくださりとても嬉しかったです。火葬場にいてくださった方も、当日ご担当してくださった方も親身に対応いただけて、とても良いお式でした。ありがとうございました。
引用元:1日葬・家族葬のこれから I.S様の口コミ
パンフレットには記載のない人員へのオプション料が多すぎます。使用した会場的に立体駐車場があり、二日間立体駐車場を動かすための駐車場誘導係に22,000円かかると言われたり、2日間でアシスタント料38,500円かかると言われたり、一見安いように見えましたが、ちょっと高すぎました。
引用元:1日葬・家族葬のこれから Y.U様の口コミ
とても満足していますが1つ残念なことが…安置していただいている日も葬儀の日も一匹のハエ?が飛んでいて(割と大きめのハエ)残念でした。
引用元:1日葬・家族葬のこれから H.S様の口コミ
口コミからは、初めて喪主を務める方や相談しながら進めたい方に向く傾向が見えます。ただし、基本プランだけで判断せず、会場費・人員・火葬料金・返礼品を含む総額を書面で確認してください。
家族葬の流れ
当日までの流れを、順番に見ていきます。
亡くなってから葬儀まで、2日から4日ほどが一般的です。
1. 葬儀社に連絡・搬送
病院で亡くなった場合、遺体を長く安置しておくことはできません。
数時間のうちに、搬送先を決めることになります。
ここで注意点があります。
病院から葬儀社を紹介されることがありますが、そのまま依頼する義務はありません。
搬送だけ頼んで、葬儀は別の会社に依頼することもできます。
2. 打ち合わせ・見積もり
葬儀の日程、式場、祭壇、参列者数などを決めます。
見積もりは、必ず書面でもらってください。
確認しておきたいのは、次の点です。
- 基本プランに含まれるもの・含まれないもの
- 飲食と返礼品の単価と数量
- お布施は含まれているか
- 人数が増減した場合の精算方法
3. 参列者への連絡
呼ぶ方には、日程と場所を伝えます。
呼ばない方には、家族葬で行う旨と、参列辞退のお願いを伝えます。
この連絡が、いちばん気を使う作業かもしれません。
誰にどう伝えるか、家族で手分けして進めてください。
4. 通夜
夕方から始まり、読経と焼香を行います。
そのあと、通夜振る舞いの席を設けることが一般的です。
家族葬では、通夜を省く「一日葬」を選ぶこともできます。
5. 葬儀・告別式・火葬
翌日に、葬儀と告別式を行います。
読経、焼香、お別れの儀式のあと、火葬場へ向かいます。
火葬には1時間半ほどかかり、その後に収骨(骨上げ)を行います。
6. 葬儀後の手続き
葬儀が終わっても、やることは残ります。
- 呼ばなかった方への挨拶状
- 香典返しの手配
- 四十九日法要の準備
- 納骨先の検討
納骨先については、墓じまいの費用の記事でも解説しています。
家族葬で後悔しやすいこと
先に知っておけば防げることを、5つ挙げます。
- 呼ぶ範囲を家族で共有せずに進めた
- 訃報を伏せて、あとから責められた
- お布施を見積もりに入れていなかった
- 1社だけで決めて、相場より高くなった
- 後日の弔問が続き、対応に追われた
とくに5つ目は、見落とされがちです。
家族葬にすると、参列できなかった方が、あとから個別に訪ねてこられます。
その都度お茶を出し、話を聞く。これが何週間も続くことがあります。
一度にお見送りするほうが、結果的に楽だったという声もあります。
家族葬が向いているかどうかは、故人の交友関係の広さにもよります。
親が元気なうちに話しておきたいこと
ここまで読んで、「決めることが多いな」と感じられたと思います。
そのとおりです。
そして、この判断を亡くなった直後の数時間で下すことになります。
気持ちの整理もつかない中で、です。
だからこそ、事前に聞いておけることは聞いておきたいところです。
- どんな葬儀にしてほしいか
- 誰に知らせてほしいか
- 菩提寺や宗派はどこか
- 遺影に使ってほしい写真はあるか
とくに2つ目は、書き出しておいてもらえると本当に助かります。
親の交友関係は、子どもが思っている以上に把握できていないものです。
こうした希望を書き残すには、エンディングノートが便利です。
書き方は、エンディングノートの記事で解説しています。
もうひとつ、元気なうちにできることがあります。
葬儀社の資料を、先に取り寄せておくことです。
亡くなってから探すと、時間がありません。
病院で紹介された葬儀社にそのまま頼むことになり、比べる余裕がないまま金額が決まります。
資料請求は無料で、その場で契約するものではありません。
親と一緒に見ながら「こういう形がいいね」と話すきっかけにもなります。
1日葬・家族葬のこれから

- 火葬プランは資料割引適用で税込86,900円から
- 資料請求で5万円割引(適用条件は公式サイトで確認)
- 24時間365日、通話無料で相談できる
なお、資料を取り寄せたことは親に伝えておいてください。
黙って進めると、あとで気まずくなります。
家族葬に関するよくある質問
家族葬を考えるときに、よく出てくる疑問をまとめました。
家族葬の費用はいくらですか?
平均で100万円前後、相場は50万〜150万円ほどです。
これにお布施が別途かかります。
香典は辞退してもいいですか?
問題ありません。家族葬では辞退することが多くあります。
ただし、事前にはっきり伝えておいてください。当日になって断ると、相手が気まずい思いをします。
辞退の伝え方や、それでも持参された場合の対応は家族葬の香典はどうする?渡す側と受け取る側、両方の迷いに答えますにまとめました。
喪主の挨拶は必要ですか?
身内だけなら、省略することもあります。ただ、参列してくださった方へのお礼として、短くても述べるのが一般的です。
長い言葉は必要ありません。省略していい場面の見分け方と、そのまま読める文例は家族葬の喪主の挨拶|そのまま使える文例と、省略していい場面にまとめました。
服装はどうすればいいですか?
家族葬でも、喪服が基本です。
身内だけで平服にする場合は、参列する全員に事前に伝えておいてください。ひとりだけ喪服、という状況を避けるためです。
喪服が手元にないときの対処も含めて、家族葬の服装|身内だけなら私服でいいのか、喪服がないときはどうするかで詳しく書いています。
会社への連絡はどうしますか?
忌引き休暇の申請は必要なので、亡くなったことは伝えます。
そのうえで「家族葬のため参列・香典を辞退する」と添えてください。
この一言がないと、会社から弔電や供花が届くことがあります。
忌引きの日数や、そのまま使える連絡の文例は家族葬を会社にどう伝えるかにまとめました。
まとめ
家族葬に「どこまで」という決まりはありません。
- 2親等以内が目安だが、関係の深さで判断する
- 線引きの基準を家族で共有する
- 呼ばない方にも訃報は伝え、参列辞退をお願いする
- 費用は平均100万円前後、お布施は別途
- 元気なうちに資料を取り寄せておく
葬儀は、準備する時間がほとんどありません。
だからこそ、何も起きていない今のうちに、少しだけ考えておく。
それが、いざというときの自分を助けてくれると思います。
親と話す機会があれば、「どんな見送り方がいい?」と聞いてみてください。
参考・出典
- 家族葬はどこまでの範囲を呼ぶ?呼ぶ人・呼ばない人への対応方法も解説(小さなお葬式)
- 家族葬の費用相場は約105万円?料金の内訳や安く抑えるコツ(小さいわが家のお葬式)
- 家族葬はどこまでの範囲の人を呼ぶ?呼ぶ基準や呼ばない場合の対応(よりそうお葬式)
※本記事はプロモーションを含みます。年月、日時、価格・キャンペーン情報は確認時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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