親を見送ったあと、待っているのが遺品整理です。
気持ちの整理もつかないうちに、部屋いっぱいのモノと向き合うことになります。
業者に頼むとしたら、いくらかかるのか。
先にお伝えすると、1Kで3万〜8万円、一軒家(3LDK)なら17万〜50万円が目安です。
ただ、この記事で本当にお伝えしたいのは、金額そのものではありません。
遺品整理には、見積もりの2倍を請求されるようなトラブルが実際に起きています。
国民生活センターにも、毎年100件前後の相談が寄せられている分野です。
費用の目安と一緒に、そこを避ける方法までお話しします。
- 間取り別の費用相場
- 費用が高くなる・安くなる条件
- 悪質業者の手口と見分け方
- 遺品整理はいつから始めるか
- 自分でやるか、業者に頼むかの判断
不用品回収・遺品整理の一括見積もり「ぽいみつ」

- 遺品整理・空き家片付けなどの見積もり依頼に対応
- 見積もりは完全無料で最大5社を比較
- 24時間365日受付、独自審査を通過した業者を紹介
※情報確認日:2026年9月2日
遺品整理の費用相場|間取り別の目安

遺品整理の費用は、部屋の広さと荷物の量で決まります。
まずは、間取りごとの目安を見てください。
| 間取り | 費用の目安 | 作業人数の目安 |
|---|---|---|
| 1R・1K | 3万〜8万円 | 1〜2人 |
| 1DK・1LDK | 7万〜20万円 | 2〜3人 |
| 2LDK | 12万〜30万円 | 2〜4人 |
| 3LDK | 17万〜50万円 | 3〜5人 |
| 4LDK以上 | 22万〜70万円 | 4〜6人 |
幅が広いのは、同じ間取りでも荷物の量が全然違うからです。
実家の押し入れを開けたことがある方なら、想像がつくと思います。
私も帰省のたびに片付けを手伝っていますが、一部屋分だけでも段ボールがいくつも出ます。
昭和の家は、とにかくモノが多いんですよね。
親世代は「もったいない」で育った世代なので、そう簡単には捨てていません。
遺品整理の費用の内訳
見積書を見たときに「これは何の料金だろう」と迷わないよう、内訳も整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 人件費 | 作業スタッフの費用。人数×時間で決まる |
| 車両費 | トラックの手配。量が多いと台数が増える |
| 処分費 | 廃棄物の処理費用。総額の中で大きい部分 |
| 作業費 | 仕分け・搬出・簡易清掃など |
| オプション | ハウスクリーニング、供養、特殊清掃など |
ここで覚えておいてほしいことがあります。
「一式 20万円」としか書かれていない見積書は要注意です。
内訳が分からないと、あとから「これは別料金です」と言われても反論できません。
費用が変わる5つの条件
同じ3LDKでも、17万円で済む家と50万円かかる家があります。
何が金額を動かすのか、見ていきましょう。
1. 荷物の量
これが最大の要因です。
処分するモノが増えれば、人手もトラックも処分費も増えます。
逆に言えば、先に自分で減らしておくと、その分だけ安くなります。
衣類や本など、判断しやすいものだけでも先に処分しておく。それだけで数万円変わることもあります。
2. 建物の条件
搬出のしやすさで、人件費が変わります。
- エレベーターがない集合住宅の上階
- トラックが家の前に停められない
- 道が狭く、小型車しか入れない
- 階段が急、廊下が狭い
こうした条件では、手作業や運搬距離が増えて割高になります。
3. オプション作業
基本の片付け以外に頼むと、その分が加算されます。
- ハウスクリーニング(賃貸の明け渡し時など)
- 遺品の供養(お焚き上げ)
- 仏壇・神棚の処分
- 特殊清掃(孤独死などの場合)
特殊清掃が必要な場合は、費用が大きく変わります。
その場合は、対応実績のある専門業者に相談してください。
4. 依頼する時期
意外に思われるかもしれませんが、時期でも変わります。
3月から4月の引っ越しシーズンは、業者が忙しく料金が上がりやすい時期です。
また「明日までに」といった急ぎの依頼も割高になります。
賃貸の明け渡し期限がある場合は別ですが、余裕をもって相談するほうが安くなります。
5. 買取できる物があるか
ここは、費用を下げられる可能性がある部分です。
買取に対応している業者なら、値がついた分を作業費から差し引いてもらえます。
- 着物・宝石・貴金属
- 骨董品・掛け軸・茶道具
- 時計・カメラ・楽器
- 製造から5年以内の家電
ただし、価値がありそうな物は、片付けを始める前に取り分けておいてください。
作業が始まってしまうと、あとから探すのは大変です。
買取については、生前整理・買取カテゴリでも解説しています。
「遺品整理はやばい」と言われる理由
遺品整理を調べていると、「やばい」という言葉が出てきます。
不安になると思うので、正直にお伝えします。
実際に、トラブルは起きています。
国民生活センターは2018年に、遺品整理サービスの契約トラブルについて注意を呼びかけました。
相談件数は、2016年度に114件、2017年度に105件。毎年100件前後が寄せられている状況です。
実際にあった相談は、こういうものでした。
- 見積もりの2倍の料金を請求された
- 見積もり時にせかされて契約したが、作業が始まらない
- 解約しようとしたら高額なキャンセル料を求められた
- 「残してほしい」と頼んだ物を勝手に処分された
とくに4つ目は、お金では取り返せません。
故人の写真やアルバムを捨てられてしまった、という話を聞くと、胸が痛くなります。
ただ、これは業者選びで防げるトラブルでもあります。
次の章で、見分け方をお伝えします。
悪質な業者を避ける5つのチェックポイント
依頼する前に、次の5点を確認してください。
1. 訪問見積もりをしてくれるか
これが、いちばん分かりやすい判断基準です。
電話やメールだけで金額を出す業者は避けてください。
荷物の量を見ずに正確な金額は出せません。安い金額を伝えて契約させ、当日に追加請求する手口があります。
実際に部屋を見てもらい、その場で金額を確定してもらうのが基本です。
2. 見積書に内訳が書かれているか
「一式」だけの見積書は受け取らないでください。
人件費、車両費、処分費。それぞれの金額が分かれているのが正常です。
あわせて、次の点も書面で確認しておくと安心です。
- 追加料金が発生する条件
- キャンセル料の有無と金額
- 作業に含まれる範囲
3. 廃棄物の許可を持っているか
ここは見落としがちですが、大事な点です。
家庭から出るゴミを運ぶには、自治体の「一般廃棄物収集運搬業」の許可が必要です。
許可のない業者に頼むと、不法投棄され、依頼した側にも責任が及ぶおそれがあります。
ホームページに許可番号が載っているか確認するか、直接たずねてください。
4. 契約を急がせてこないか
「今日決めていただければ割引します」
この言葉が出たら、いったん止まってください。
考える時間を与えない業者は、比較されたくない理由があります。
その場でサインせず、持ち帰って検討すると伝えて構いません。
5. 会社情報が公開されているか
所在地、固定電話、代表者名。これらが明記されているか確認します。
携帯番号だけ、住所が曖昧といった業者は、トラブル時に連絡が取れなくなることがあります。
「遺品整理士」の資格を持つスタッフがいるかも、ひとつの目安になります。
見積もりは必ず複数社から取る
ここまでのチェックを踏まえたうえで、いちばん確実な方法をお伝えします。
最低3社から訪問見積もりを取ってください。
国民生活センターも、事業者の選定は慎重にと呼びかけています。
複数社を比べると、次のことが見えてきます。
- 相場からかけ離れた金額を出す業者が分かる
- 説明が丁寧かどうか、対応の差が分かる
- 買取や供養など、サービス範囲の違いが分かる
手間はかかりますが、数十万円が動く話です。
それに、見積もりに来たときの対応を見れば、遺品を丁寧に扱ってくれる業者かどうかも伝わってきます。
とはいえ、3社に個別で連絡を取るのは手間です。
まとめて頼みたい場合は、一括見積もりのサービスがあります。
ぽいみつは、遺品整理や空き家の片付けに対応した業者へ、一度の入力で見積もりを依頼できるサービスです。運営は株式会社ロイドで、会員登録は不要、見積もりまでは無料です。
注意点も書いておきます。申し込むと、対応できる業者から電話がかかってきます。
契約は紹介された業者と直接結ぶ形になるので、金額と作業範囲は必ず書面で確認してください。
一括見積もりは連絡先と契約条件まで確認してください。ぽいみつは、遺品整理を含む片付けについて最大5社を比較でき、見積もり依頼は無料と案内しています。申込後の契約は紹介業者と直接行うため、キャンセル・解約条件も各社の書面で確認してください。
遺品整理を経験した方の一次回答も確認しました。業者へ任せた例は10万円弱から30万円超まで幅があり、自分たちで事前に分別した例では費用を抑えられています。
祖父母2人で暮らしていたが、祖母が亡くなり、祖父が身の回りのことを一人でできないので老人ホームに入ることになった。それをきっかけに遺品整理を行った。業者に依頼し一日でほとんど片付いた。料金は10万円弱と記憶している。
引用元:遺品整理経験者調査・40代女性
単身赴任中の父が帰省中に突然死し、単身赴任先のアパートを引き払うため遺品整理を業者に依頼した。事前に家族だけで訪問して必要なものはまとめていたため、業者には6時間ほどかけて荷物を運び出し、不要なものは回収してもらった。費用は17万円ほどだった。
引用元:遺品整理経験者調査・30代男性
夫は単身赴任、義父は老人ホームに入居、元気だった義母が急死し、同じ敷地に新居を構えていた嫁の立場の私が、遺品整理を任されたが、勝手に捨てる事に躊躇し悩まされ、作業がはかどらす、結局、夫が業者に頼んだ。荷物がとにかく大量だったので、30万で収まらなかった。
引用元:遺品整理経験者調査・50代女性
遠方に住む独身の叔父がなくなり、交通の便を考えても頻繁に通うのは難しいことや、賃貸住宅だったことから、地元の業者にお願いして込み込みの料金を出してもらい、即金で支払い貴金属以外の処分をお願いした。
引用元:遺品整理経験者調査・30代女性
一緒に住んでいる母親が急かすので、葬儀が終了した翌日から直ぐに整理に取り掛かりました。幸い荷物はほぼ洋服のみだったので、近所で洋服のリサイクル処分のところがあり、引き取りは無料でした。遺品整理に費用は一切掛かっていません。
引用元:遺品整理経験者調査・30代女性
ゴミ部屋に近かったので、時間がかかりました。段ボール60箱とゴミ袋(大)60袋位有りました。売れる物は売り、そうでないものは、市のゴミ焼却所まで車で運びました。それ以外は葬祭業者が持って行ってくれました。
引用元:遺品整理経験者調査・40代男性
体験談からは、物量・賃貸の退去期限・遠方かどうかで向く方法が変わると分かります。訪問見積もりを複数社から取り、貴重品の探索、搬出、処分、清掃のどこまで含むかを書面でそろえて比較してください。
不用品回収・遺品整理の一括見積もり「ぽいみつ」

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遺品整理はいつから始める?
始める時期に決まりはありません。
四十九日の法要で親族が集まるタイミングに合わせる方が多いのですが、これは慣習であって、守らなければならないものではありません。
気持ちが追いつかないうちに進めると、あとで後悔することがあります。
ただし、賃貸の明け渡しや相続放棄を考えている場合は、期限が先に決まっています。相続放棄には期限があり、遺品の扱い方によっては手続きに影響することがあるため、片づける前に弁護士や司法書士へ相談してください。
待っていい場合と待てない場合の見分け方は、遺品整理を自分でやるか決める前にで詳しく書いています。
自分でやる?業者に頼む?
費用をかけずに、自分で片付ける選択肢もあります。
どちらが向いているか、比べてみましょう。
| 比べる点 | 自分でやる | 業者に頼む |
|---|---|---|
| 費用 | 処分費のみ | 3万〜70万円 |
| 期間 | 数週間〜数か月 | 半日〜2日 |
| 体力 | かなり必要 | 不要 |
| 大型家具 | 運び出しが困難 | まかせられる |
| 気持ちの面 | 思い出と向き合える | 淡々と進む |
目安として、次のような場合は業者を検討したほうがいいです。
- 実家が遠方で、何度も通えない
- 賃貸の明け渡し期限が迫っている
- タンスや冷蔵庫など大型の家具家電が多い
- 自分や兄弟に体力的な不安がある
おすすめは、大事なものだけ自分で探して、残りを業者に頼むやり方です。
通帳、印鑑、写真、手紙。これらは自分の手で探したほうが安心できます。
そのうえで、重い家具や大量の日用品はプロにまかせる。
なお、自分でやる場合にかかる期間を決めているのは、体力ではなく自治体のごみ収集のルールです。粗大ごみは1回に出せる個数と収集までの日数が決まっているためで、ここを知らずに計画すると予定が崩れます。
自分でやれる家とやれない家の線引きは、遺品整理を自分でやるか決める前ににまとめました。
トラブルになったときの相談先
万が一、業者とトラブルになった場合の相談先を書いておきます。
消費者ホットライン 188(いやや!)
局番なしの188にかけると、最寄りの消費生活センターにつながります。
高額請求や、頼んでいない作業をされたときは、ひとりで抱えずに相談してください。
その際、見積書や契約書があると話が早く進みます。
書類は、作業が終わったあとも捨てずに保管しておいてください。
遺品整理の費用に関するよくある質問
遺品整理を考えるときに、よく出てくる疑問をまとめました。
遺品整理の費用はいくらですか?
間取りによりますが、1Kで3万〜8万円、3LDKで17万〜50万円が目安です。
同じ間取りでも荷物の量で変わるため、訪問見積もりで確認してください。
費用は誰が払うのですか?
誰が払うかを決めた法律はありません。相続人が負担するのが一般的で、兄弟姉妹で分担するケースも多くあります。
ただし、相続放棄を考えているなら、片づける前に止まってください。遺品を処分すると相続を承認したとみなされ、放棄できなくなることがあります。
負担者の決め方と、放棄する場合の注意点は遺品整理の費用は誰が払う?相続放棄を考えているなら、片づける前ににまとめました。
立ち会いは必要ですか?
立ち会いなしで対応する業者もあります。
ただ、可能なら立ち会うことをおすすめします。
残したい物をその場で伝えられますし、作業の様子も確認できるからです。
作業はどのくらいかかりますか?
1Kなら半日ほど、一軒家でも1〜2日で終わることが多いです。
荷物が非常に多い場合は、それ以上かかることもあります。
仏壇はどうすればいいですか?
そのまま処分せず、閉眼供養(魂抜き)をしてから引き取ってもらうのが一般的です。
供養に対応している遺品整理業者もあります。見積もり時に相談してください。
まとめ
遺品整理の費用は、1Kで3万〜8万円、3LDKで17万〜50万円が目安です。
金額を左右するのは、荷物の量と建物の条件でした。
- 訪問見積もりを3社以上から取る
- 「一式」の見積書は受け取らない
- 廃棄物の許可があるか確認する
- 契約を急がせる業者は避ける
- 大事な物は自分の手で先に探す
遺品整理は、モノを片付ける作業であると同時に、親との時間を振り返る時間でもあります。
私はまだ、その時が来ていません。
それでも実家の片付けを手伝っていると、見たことのなかった昔の写真が出てきたりします。
いつか来るその日のために、いま少しずつ減らしておく。
それが、自分にできる準備なのだろうと思っています。
実家の片付けについては、実家じまい・空き家カテゴリでも書いています。
参考・出典
- こんなはずじゃなかった!遺品整理サービスでの契約トラブル(国民生活センター)
- 遺品整理サービス 契約内容をよく確認(国民生活センター)
- 遺品整理の費用は一軒家だといくら?間取り別・実例付き(ブルークリーン)
※本記事はプロモーションを含みます。年月、日時、価格・キャンペーン情報は確認時点のものです。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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